
はじめに
占いに行ったことがある方は多いのではないでしょうか。
タロットカード、星占い、手相、四柱推命。世の中にはさまざまな占いがあります。
「良い流れが来ていますよ」「もうすぐ転機が訪れますよ」
そう言われると、ほっとします。明日からまた頑張ろう、と思えます。
けれども、しばらく経つと、また不安になる。また占いに行きたくなる。そして、また同じような言葉をもらって安心する。
このループを繰り返している方は、少なくありません。
そして、ふと気づくのです。
「何度も良い未来を告げられているのに、なぜ私の現実は変わらないのだろう。」
この疑問の答えは、占いとセラピーの根本的な違いにあります。
占いの役割と限界
占いとは、今のエネルギーの状態を読み、そこから見える可能性を伝えるものです。
いわば、人生の地図を広げて「あなたは今ここにいますよ」「この先にはこんな道がありますよ」と示してくれるものです。
これは非常に価値のあることです。自分では見えない流れや可能性を知ることで、心が軽くなったり、方向性が見えたりすることがあります。
しかし、占いにはひとつの限界があります。
それは、地図を見せることはできても、道を歩くのは本人であるということです。
そして、もっと重要なことがあります。
どれほど素晴らしい道が地図に描かれていても、その道が塞がっていたら、そこを通ることはできないのです。
占いは道を示してくれます。けれども、道を塞いでいるものを取り除くことはしません。
ここに、占いの役割の限界があります。
道を塞いでいるもの
では、道を塞いでいるものとは何でしょうか。
それは、私たちの心や体に長い年月をかけて蓄積されたエネルギーです。
過去の経験から生まれた感情。幼い頃に身につけた思い込み。人間関係の中で受け取ってしまったエネルギー。自分でも気づかないうちに抱え込んでしまった重荷。
これらは目には見えません。けれども、確実に私たちの人生に影響を与えています。
人間関係がうまくいかない。お金が入ってきても出ていく。体調がすっきりしない。同じパターンを繰り返してしまう。
その原因は、外側の環境ではなく、内側に溜まったエネルギーにあることが少なくありません。
占いで「良い未来が来ますよ」と言われても、それが届かない時。
それは、あなたに問題があるのではありません。未来へ続く道の途中に、まだ取り除かれていないものがあるだけなのです。
セラピーの役割
セラピーは、この道を塞いでいるものを実際に取り除く作業です。
占いが「伝える」ものであるならば、セラピーは「動かす」ものです。
心の奥深くに溜まった感情を解放する。古い思い込みを手放す。人間関係の中で絡みついたエネルギーを外す。
これらを丁寧に、一つひとつ行っていくのがセラピーです。
エネルギーが動くと、現実が変わり始めます。
それは劇的な変化として現れることもあれば、日常の中の小さな変化として現れることもあります。
人間関係が穏やかになった。体が軽くなった。気持ちが前向きになった。不思議とタイミングが合うようになった。
これらは偶然ではありません。内側のエネルギーが変わったから、外側の現実が変わったのです。
健康診断と治療
わかりやすい例えをひとつ挙げましょう。
占いは、健康診断に似ています。
「血圧が高いですよ」「コレステロールに気をつけてくださいね」
これは大切な情報です。自分の体の状態を知ることで、気をつけるべきことが見えてきます。
しかし、健康診断を何度受けても、それだけでは体は良くなりません。実際に食事を変えたり、運動をしたり、必要であれば治療を受けたりして、初めて体は変わっていきます。
占いも同じです。
何度カードを引いても、何度「良い未来」を告げられても、内側のエネルギーが変わらなければ、現実は変わりません。
健康診断のあとに治療が必要なように、占いのあとにはエネルギーを動かす作業が必要なのです。
占いが見ている未来とは
占いで「良い未来」が出た時、そこには実は二つの可能性があります。
一つは、今のエネルギーのまま進んだ場合の未来。つまり、現状の延長線上にある未来です。
もう一つは、あなたの本来の可能性として存在している未来。あなたが本来持っている力が発揮された時に開かれる未来です。
この二つは、まったく異なるものです。
しかし、多くの場合、占いではこの区別が伝えられません。
「良い未来が来ますよ」と言われた時、それが今の延長線上にある未来なのか、それともブロックを外した先にある可能性なのか。ここが曖昧なまま伝えられることがほとんどです。
もし、それがブロックの先にある可能性の話であれば、ブロックがある限り、その未来には届きません。どれほど素晴らしい可能性がカードに出ていても、通り道が塞がっていれば、それは可能性のまま終わってしまいます。
セラピーが占いと決定的に異なるのは、ここです。
セラピーでは、カードを通じて未来の可能性を見ると同時に、そこへ至る道を塞いでいるブロックも見えてきます。
そして、そのブロックを実際に外していく作業を行います。
地図を見せるだけでなく、道を開ける。可能性を伝えるだけでなく、そこへ届くための作業を一緒に行う。
これが、セラピーにしかできないことです。
占いジプシーという現象
「占いジプシー」という言葉があります。
ひとつの占いでは安心できず、次々と別の占い師のもとを訪れる状態を指します。
これは決して、その方が弱いからではありません。
占いで一時的に安心しても、内側のエネルギーが変わっていないから、すぐにまた不安になるのです。
安心が長続きしないのは当然です。根本が変わっていないのですから。
そして、占いに通い続けることで、知らず知らずのうちにひとつのパターンが生まれます。
「答えは外にある」というパターンです。
自分の外側に答えを求め続ける限り、自分の内側にある本当の力に気づくことができません。
占いジプシーから抜け出すために必要なのは、もっと良い占い師を見つけることではありません。自分の内側に目を向けること。そして、そこに溜まっているものを動かしていくことです。
「伝える」と「動かす」の違い
ここで、占いとセラピーの違いを整理してみましょう。
占いは「伝える」ものです。
今のエネルギーの状態、これから起こりうる可能性、気をつけるべきこと。これらを読み取って伝えてくれます。
セラピーは「動かす」ものです。
心や体に溜まったエネルギーを実際に動かし、解放し、本来の流れを取り戻していきます。
どちらが良い悪いではありません。役割が違うのです。
ただし、もしあなたが「占いで言われた通りの未来がなかなか来ない」と感じているなら、それは「動かす」作業が必要なサインかもしれません。
地図を見ているだけでは、目的地には着きません。実際に歩き始めること、そして道を塞いでいるものを取り除くことが必要です。
自立するということ
セラピーのゴールは、セラピーが必要なくなることです。
これは占いとの大きな違いのひとつです。
占いは繰り返し受けることが前提になりやすい構造を持っています。不安になるたびに占いに行く。安心したらまた不安になる。また行く。
セラピーは、内側のエネルギーを整えていくことで、その方自身が自分の力で歩けるようになることを目指します。
自分の感覚を信じられるようになる。自分で気づけるようになる。自分で対処できるようになる。
最終的には、誰かに「大丈夫ですよ」と言ってもらわなくても、自分で「大丈夫だ」と思えるようになる。これが、セラピーが目指す姿です。
最後に
占いを否定するつもりはありません。
地図は旅に必要なものです。自分の現在地を知り、進む方向を確認することには大きな価値があります。
けれども、地図を眺めているだけでは、どこにもたどり着けません。
もし、何度占いを受けても現実が変わらないと感じているなら、それはあなたに問題があるのではありません。
ただ、「伝えてもらう」段階から、「実際に動かす」段階へ進む時が来ているのかもしれません。
あなたの内側には、あなたが思っている以上の力があります。
その力を取り戻すお手伝いをするのが、セラピーの仕事です。
自分の内側に目を向けてみてください。
そこに、あなたの人生を変える鍵があるかもしれません。ヒーリングルームNatural*Garden
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